コカイン | |
コ カ イ ン |
1859年、コカの葉からコカインが抽出された。 精神分析で有名なジグムント・フロイトは、コカの「白い粉」に、うつ病や無気力を防ぐ「奇跡の物質」という勲章を与え、婚約者のマルタ・ベルナイスに宛てた手紙に「君は、コカインを服用した男がどれほど大きくたくましいかをしるだろう」書き送り、コカインが性的能力を高め、快楽と興奮をもたらすと、友人たちにもしきりにすすめた。 また、モルヒネ中毒に有効と信じ、モルヒネ中毒だった友人フライシェルに常用させ、重度のコカイン中毒にさせた。 |
効 能 ・ 効 果 |
○局所麻酔剤: 1.点眼 2.鼻腔粘膜に点鼻 |
毒 性 |
○粘膜から吸収され、
○致死量:0.1〜1.2g |
中 毒 症 状 |
1.陶酔した快活さ(euphoria) 2.幻覚 3,環境適応能力の低下 4.突然の凶暴性 5.うわごと 6.恐怖感 7.瞳孔が拡大し、目の調節機能が低下する 8.神経がやられ、心臓血管運動に異常が起きる 9.死の直前に昏睡とケイレンが起きる。 |
コカ葉 |
聖なる植物
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幸福感を感じるメカニズム |
米ブルックヘブン国立研究所とニューヨーク州立大学、コロンビア大学の共同チームはコカインの乱用者が幸福感を感じるメカニズムを解明した。
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中毒再発を防ぐ物質 米アルバート・アインシュタイン医科大学などの研究グループは、ラットのコカイン中毒再発を防ぐ物質を発見した。
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カルシウム拮抗剤
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コカイン依存を防ぐ |
(RNA)2010年、米スクリプス研究所などは、ラットの実験で、小さなRNA(リボ核酸)にコカイン依存症を予防する働きがあることを突き止めた。
コカイン常習を防ぐ受容体
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25 秒 で 検 出 |
2011年、東京大学と神奈川科学技術アカデミーは、麻薬のコカインをすばやく高精度で検出できる技術を開発した。 コカインの分子と結合する材料を検出に用いる。 微量でも25秒で、ほぼ100%の精度で分かる。 竹内昌治・東大生産技術研究所准教授らの成果で、米科学会誌に発表。 検出にはひも状の人工DNAを使う。コカインとくっつくと構造が変化するのを手掛かりに検出する。 |
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