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大脳基底核

脳細胞



巨大な宇宙のホログラムの一片だ
【ベケシーの実験】


ハワイ大学のベケシーが行った実験は、われわれがどのようにして空間内の物体を知覚するのかしらべたものです。ベケシーはそのために一対のバイブレーターを用意し、実験に協力する被験者の手足の様々な場所に、左右対称に取り付け、反応を調べていった。
両足に取り付けた場合、被験者は初めのうち、バイブレーターの振動を左足の装着カ所に感じたり、右足の装着カ所に感じたりしていた。振動の感覚が、左右の足を飛び跳ねるように交互に移動すると言っていた。
ところが、しばらくすると奇妙なことが起こり始めた。その感覚が左右の足からではなく、中間にあるように感じられはじめたのだ。中間とは両足の間の空間のことだ。何もない空間からバイブレーターの振動が伝わってくる。これは手足のどの部分に取り付けても同じ結果だった。
ベケシーはさらに実験を続けた。すると、同じようなことは触覚だけでなく、聴覚でも視覚でも起こることが確認できた。彼はこれらの実験結果から、が持つ特殊な機能にその原因があることを突き止める。
その機能とは、感覚器官からのインプット情報が中枢の脳で処理されるときの、抑制的相互作用というものだ。








宇宙は1つの巨大なホログラム
ボームも
宇宙は1つの巨大なホログラムであると考えた。



「まず、大きなガラス製の円筒の中に小さなガラス製の円筒を入れる。円筒の間隙にはグリセリン液をたっぷりと注入する。そのグリセリン液の上に不溶性のインクを1滴たらし、外側の円筒を時計回りの方向にゆっくり回す。

  • すると、インクのしずくは次第に糸のように細長く引き延ばされていく。外側の円筒をさらに回転させると、インクはついに見えなくなってしまう。


ここまでのプロセスで何が起こったのか?
インクの1滴は、細かく見ていけば微小な集合体と言えるだろう。だからそれぞれの粒子は、外側の円筒を回したことで回転するグリセリンの速度に乗って運ばれていく。


グリセリンの回転速度は、円筒の中心からの半径によってそれぞれ違ってくる。したがって、インクを作る微粒子も、グリセリン液のそれぞれの速度に乗って異なった距離を移動することになる。つまり、次第に分散していくのだ。最後には見えないほどに散らばってしまう。



では、
今度は外側の円筒を逆回転させてみよう。どうなるか?

見えないインクが糸状に引き延ばされた形で現れ、やがてもとのインクのしずくに戻るのだ。これは何を意味するのか?
ボームによれば、
これこそが「秩序」なのである

微粒子の集合体であるインクの1滴が、回転するグリセリン液のなかに織り込まれて見えなくなっても、依然として、それらの粒子は元のしずくとして何らかの秩序を保ってグリセリン液のなかに存在している。

さらに、今度は、3滴のインクをさっきと同じ手順で、1滴づつ順番にグリセリン液のなかに織り込んでいく。

そして、

どのしずくも見えなくなったとき、円筒を逆回転させてみる。

どうなるだろうか?

まず、最後に織り込んだしずくが現れる。

3番目のしずくだ。

さらに逆回転させると、2番目のしずくが出現する。
しかしこのとき、さっき出現したしずくは円筒が回転しているので再びグリセリン液の中に消えてしまう。そして、一番最後に織り込んだしずくは、まだ織り込まれたままだ。


つまり目に見えるのは、2番目のしずくだけとなる。

この3つのしずくは、実は我々の常識的な時間感覚である過去・現在・未来を現している


そして、しずくを再現させる「開示された秩序(逆回転によってしずくが再現されるのを、ボームはこう呼んだ)」のなかでは、過去・現在・未来の3滴のインクはそれぞれが独立して存在するように見える。


しかし、見方を変えるとどうなるか?


2つのしずく、つまり過去と未来のしずくは「織り込まれた秩序(最初の回転のインクが消えていく動きをボームはこう呼んだ)」の中にある、その意味では、目の前にある現在のしずく以外の2つのしずくも間違いなくそこに存在するのだ。
確かに、目に見えるのは現在のしずくだけであり、「開示された秩序」だけだが、どんな地点でも、過去の事象と未来の事象が浸透し合って液の中には存在している。
ボームは、「開示された秩序」のエネルギー(情報)の奥に潜む、この「織り込まれた秩序」のエネルギー(情報)こそ、現実の本質であると主張する。

そして
われわれのはこの「本質」のホログラムの一部であり、本質と共鳴し合って意識の振動を生み出すと主張する。


量子力学が明らかにしたのは、存在の不確定性である。


あらゆる実体は客観的に独立して存在しているのではない。
非実体的な無数の波動によってつくられている。

このことは、宇宙のすべての実体に当てはまる。
そうだとすれば、宇宙は必然的に1つの巨大なホログラムと考えてもおかしくない。なぜなら、相交わる2つ以上の波動があれば、干渉縞のホログラムが形成されるのである。


その結果、交差する無限の波動に満ちた宇宙が1つのホログラムとなるのは当然である。

そして、ボームはそれらホログラムの断片に、宇宙の全時空に関する情報がすでに含まれていると主張する。


全時空の情報とは、
  • 宇宙の始まりから遠い未来までのすべての情報だ。

それが、を含めた宇宙のあらゆる部分にあらかじめ織り込まれていると主張する。

ボームによれば
意識はエネルギー(情報)になって現れる


 宇宙ホログラム
「局在論」:
  • 記憶や感覚・知覚、運動などの機能は、それぞれの中枢が内に分散しており、そこで分業が行われていると考える。

「全体論」:
  • の様々な機能は、局所ではなく脳全体に分布すると考える。
  • ホーリズムとも呼ばれ1940年代にアメリカのラシェリーによって唱えられた。






記憶中枢はどこにあるのか?
という研究で、初め局在論の立場をとっていたラシェリーは、の中枢はのどこか一部分にあるはずだと考えていた。
そこで彼は、ネズミに迷路学習をさせた後、そのネズミの脳の一部を切り取り、再び迷路を走らせるという実験を行った。


もし、切り取った部分に迷路学習の記憶が残っているなら、ネズミは同じ迷路を走れないハズである。

こう考えたラシェリーは、無数のネズミを使って、脳の様々な部分を切り取り、実験を繰り返した。しかし、結果は意外なものだった。
  • 脳の一部を切り取られたネズミの行動が少しばかりおかしくなることはあっても、迷路学習の記憶が消えてしまうということは全くなかった。

それどころか、
の80%を切り取られたネズミでも、ちゃんと迷路を走り抜けたのだ

この実験結果をどう考えるのか?

少なくとも記憶に関する限り、その機能はの一部に局在しているのではなく、何らかの方式で、脳全体に分布しているとしか考えられないと、そこから、全体論に取り組んだ。
彼の研究グループに参加していたプリブラムも、サルやチンパンジーを使って実験を続けた。しかし、ネズミと同じ実験結果が繰り返されるだけだった。


記憶全体に分布しているのは間違いないのだが、その方式が分からなかった。

それから20年近く経ってから、レーザーホログラフィーが成功した。


ホログラフィーとは、
  • 光の干渉性を使って物体の三次元的像を作り出す装置です。
    その方法は、まずレーザー光のような干渉性の高い光を半透明の鏡で2分割し、半分はカメラのフィルムにあたるホログラムに直接届くようにする。もう半分の光は、被写体を照射した後で、やはりホログラム上に先ほどの光と合流するようにする。
    すると、光源からストレートに届いた光波の一方と、被写体に照射されて変調したもう一方の光波とが、ホログラム上で作用しあい、干渉縞が出来る。それはただの縞模様で、ちょうど水面に油滴を落としたときにうまれるような模様に過ぎない。しかし、でたらめな模様ではない。そこで、このホログラムに最初のレーザー光と同じ光波を照射すると、干渉縞に織り込まれていた元の被写体の立体像が空間に浮かび上がる。

ホログラムは空間に立体像を浮かび上がらせるが、実は、もっと驚くことがある。
  • それは、カメラのフィルムの場合、半分に切って現像すると、被写体は半分しか現れない。
  • しかし、ホログラムは半分にしても、さらに半分にしても、どんなに小さく切ってもその断片に光を照射すると完全な3次元の立体像が現れる
  • 小さく切れば切るほど立体映像の鮮明度は落ちるが、全体像が現れることに変わりはない。


“人体は小宇宙”
  • と同じ意味合いを持ちます。
    また、フラクタル図形であるマンデルブロ集合やコッホ曲線も同じように、拡大しても縮小しても同じ形が現れまる。
  • これらのことを「自己相似性」と呼んでいます。
  • 相似性は、漢方理論の根幹をなすものでもあります







    
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