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尿閉(にょうへい)



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排尿困難
尿量減少
医薬品による尿閉
小便の出が悪い
無尿」 
乏尿


尿閉の漢方薬

五苓散


牛車腎気丸


柴胡桂枝乾姜湯


芍薬甘草湯


大黄牡丹皮湯
  1. 排尿困難を伴い、大小便ともに大いに難渋する者に、本方を用いて奇効を得ることがある《大塚敬節》



大承気湯


調胃承気湯


桃核承気湯

〇会陰の打撲で小便が出なくなって、少し血尿の出る者には、桃核承気湯を与える。もしこれで良くならなければ、大黄附子湯を与えるがよい。これで小便が気持ちよく出て、血が止めば服用を止める。また八味丸のよいこともある。《和田東郭》

会陰部を強く打って、尿閉を起こしている者に著効あり《大塚敬節》

1男子、火の見やぐらで見張りをしていて、足を踏み外し、し たたか会陰部を打ち、尿道に凝血が溜まって、尿が出ず、困却している者に、この方を与えたところ、1時間もたたないうちに、自然に排尿して治ってしまった。この時は1日分を1回に頓服せしめ、[大黄・芒硝各6g]を用いた。《大塚敬節》



二陳湯


八味地黄丸

〇妊娠末期の尿閉《大塚敬節》

72歳男性。前立腺肥大があって、時々尿閉を起こすことがあったが、其の都度カテーテルで導尿していた。ところが数日前、ひどく寒い晩にやむを得ない要件で外出して、夜遅くなり、帰ってから尿意をしきりにもよおし、10〜15分おきに便所に通うようになった。しかも1回の量は数滴である。そこで翌朝医者を呼んで、導尿してもらった。そして、いよいよ手術ということになった。ところで、この患者には古い肺結核があって、これも全治しておらず、白内障もあり、体力がかなり衰えているので、手術をしたくないというので、私に往診を乞うた。
患者は背が高くて痩せ、血色も良くない。少し動くと息切れがする。脈は大弱である。大便は1日1行あるが、尿は導尿しなければ出ない。食欲はあるが、控えているという。足がひどく冷えると言う。
以上の症状から、私は八味丸料を与えた。すると翌日の夕方になって、自然に排尿があった。その後30分から40分おきに、少しずつ尿が出るようになった。1ヶ月ほどたつと、1時間くらい尿を我慢することが出来るようになった。ただガスが溜まるのが苦になり、ときにめまいがあり、心臓が悪いような気がするという。それに天気が悪いと尿が近くなる。しかし2ヶ月後には舞台に出ることが出来るほどに良くなった。それから3年になる。患者は薬を呑んだり、しばらく休んだりしているが、この頃は尿閉を起こす事もないし、尿が近くて眠れないということもない。《大塚敬節》



補中益気湯


苓姜朮甘湯


六味丸



 芳香療法
ジュニパー



導尿
☆《井觀醫言》より
「一老人が突然尿閉を起こして、小便が一滴も通じなかった。凡そ3昼夜で沢山の医者が集まって、色々と利尿の薬を処したけれども、一としてその効がなかった。下腹部が膨脹して、みぞおちの部分が苦しく、その困苦の有様はたとえようもなかった。遂に余《尾台榕堂》の治療を乞うてきたので往診してみると、尿閉以外には何等の参考にすべき症状がなかった。
そこで精思してその原因を求めたところ、結石淋と考えるより仕方がなかった。即ち、結石が膀胱の入り口を遮って、尿が外に出づることが出来ぬものと思われた。そこで導尿管を使用して、静かに膀胱に送り込んだところが、小便が手に随って迸り出て、病人の苦痛は立ちどころに去った。あたかも逆さまにつるし上げられた苦しみを解くが如くで、その後は再び発することがなかった
」《荒木正胤》



 転胞
(てんぽう)=尿閉。
《金匱要略》に、“問うて曰く、婦人の病、飲食故の如く、煩熱臥するを得ず、而も反って倚息する者は何ぞや。師の曰く、此を転胞と名づく、溺するを得ざるなり。胞系了戻(輸尿管捻転の意)するを以ての故に、此の病を致す、八味丸之を主る”とある。
《漢方診療医典》




 無尿
排尿が全くない場合、
膀胱内には尿が一杯ある場合と、膀胱内にも尿が全くない場合とがある。
前者が尿閉で後者が無尿である。
→「尿量



尿閉
腎臓での尿生成・尿管・膀胱に何ら異常を認めず、尿の蓄積・尿意の発生があるのに、排尿できない状態。

尿道の閉塞などで尿が膀胱から排泄できない場合を尿閉といい、

膀胱が尿で充満していること、及びそれによる患者の訴え、自覚症状、現病歴などから「無尿」「乏尿」と区別できる。





真性無尿症
膀胱内に尿があって排尿しないのが「尿閉」

膀胱内に尿が無い状態で、自然排尿しないのは「真性無尿症」という。

真性無尿症には、

  • 腎血流中の水分欠乏による腎前性のものと、
  • 腎機能障害による腎性のもの

がある。


また、
腎からの尿排泄はあるが尿管口までに閉塞がある腎後性の無尿を
偽無尿症と呼ぶ。





ミオグロビン
シゴキ

昭和40年、ある大学のクラブ活動中に、新人強化訓練のため、奥秩父縦走コースに出発した。約30kgの荷物を背負っての山道に次々落後し、先輩に気合いというシゴキを受けた。

そのため、新入生の1人は歩行不能となり、家族に付き添われて帰宅した。家で寝ていたが、

2日後・・・尿量が減少し、胸が苦しいと訴えた。

3日目に無尿となり、嘔気・血痰を吐き呼吸困難となって、

5日目に入院したが、

翌朝早く急激な血圧低下から死亡した。

診断は全身打撲による外傷性二次性ショック。

検死すると、臀部を中心に広い範囲に強度の皮下出血と腫脹がみられた。頭部に損傷はない。(中略)しかし、皮下、筋肉の出血が強度となると、ミオグロビンという物質が発生して腎臓につまり、徐々に尿が出なくなり、尿毒症となって、腎不全から死に至ることがる
  • (上野正彦著「死体は語る」p170〜春秋文庫)






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排尿困難」「尿量減少
医薬品による尿閉
小便の出が悪い
無尿」 
乏尿










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