- 心臓は全身に血液を送り出すポンプです。
心房細動は補助ポンプの役割をしている心房が小刻みにふるえ出す症状です。
健康な心臓は心房と心室が毎分60〜70回交互に規則正しく収縮し血液を送り出しています。ところがこのリズムが崩れて、心房が毎分300〜400回も細かく収縮すると、この速さに心室がついて行けず、不規則に拍動を繰り替えず不整脈になります。
- こうした状態が続くと心房の中で血液がよどみ血栓ができます。
この血栓が心臓から押し出され大動脈を通って脳に到達し脳内の血管を詰まらせます。その結果、脳細胞が死滅し、脳塞栓になります。
- 怒りっぽく、周囲の人間に敵対的感情を持つ傾向のある男性は、心房細動を起こしやすい(米心臓学会)
心房は血液のタンクの役割を果たしているのですが、そこで痙攣が起きると、血液の流れが滞り、血栓ができます。それが脳にあがって脳梗塞を引き起こします
- 心房が小刻みにふるえると心房細動が起き、血栓ができ、それが脳に届くと、脳梗塞の一種である脳塞栓が起きます。心房細動による血栓症の予防薬は、現在、血液凝固をを抑えるワルファリンが50年以上使われてきた。
製薬各社は、血液凝固の仕組みに直接働きかける薬剤の開発を目指している。
- 第一三共の「エドキサバン」は血液凝固に関わる酵素「第Ia因子」の働きを抑える。
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